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Savoir&Faire 土    書籍

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本書では、食を支える農業における土、陶磁器といった土との身近な接点についてはもちろん、現代美術におけるさまざまな土のあり方、果ては民俗学からひもとかれる日本と土のかかわり、工業化された世界におけるセラミックの貢献まで、身近な素材のひとつである土が持つ可能性について探求する内容となっています。

アーティストや写真家の眼差しが魅力のポートフォリオとあわせてお愉しみください。


日本語版に寄せて……オリヴィエ・フルニエ

 土とやきもの……ユーグ・ジャケ
 黒い土と赤い土……赤坂憲雄

Ⅰ 土と生きる
 土壌の豊かさと持続可能な農業における粘土の役割……リディア&クロード・ブルギニョン
 生の土の建築──その様々な起源から今日まで……ティエリ・ジョフロワ
 土と左官から見た日本の建築史……多田君枝
 工業用セラミック分野での主な進歩……アンヌ・ルリッシュ
 ポートフォリオ《日本典型》……柴田敏雄

Ⅱ 土とつくる
 技術、欲望、分類、恐怖──土と向き合う現代日本のアート……バート・ウィンザー=タマキ
 コンテンポラリー・アートにおける土……ジル・A・ティベルギアン
 ミケル・バルセロ──地形図 アトリエ訪問……ユーグ・ジャケ
 土と手を合わせる……カネ利陶料
 ポートフォリオ《土と身体》

Ⅲ 土と動く、土は動かす
 釉薬……ジャン・ジレル
 西洋陶磁略史──そのいくつかの起源から18世紀末まで……クリスティーヌ・ジェルマン=ドナ
 アドリアン・デュブシェ国立磁器美術館コレクションでたどる磁器の歴史……セリーヌ・ポール
 技術と継承──海を越えて産地になるまで……三川内焼
 ポートフォリオ《記憶のかけら》……小川待子、高橋マナミ

 日本語版あとがき……説田礼子

 写真・図版クレジット
 著者 エルメス財団 編 406ページ

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